地上デジタル放送の受信設備がない「チューナーレステレビ」が、少しづつ人気を高めてきています。地上波のテレビは見ない、NHK受信料を払いたくない、テレビ本体代が安いなどの理由で買い替える人が増加中。
1番の理由は、ネット動画のみで満足できる人が多くなってきた印象です。
そんな、チューナーレステレビにも画面サイズや画質、4K対応しているものなど多数販売されています。
本記事では、選び方のポイントからおすすめのチューナーレステレビを紹介します。ぜひ参考にしてみて下さい。
チューナーレステレビとは?

テレビチューナーを内蔵されていないので地上波テレビを受信せず、ネット動画を視聴できるのがチューナーレステレビです。
- 視聴できるネット配信番組数が多い
- 最初から動画アプリがインストールされている
- 地上波テレビを視聴できない
- スマホやタブレットの画面を表示できる
- 普通のテレビよりコスパが良い



チューナーレステレビの選び方のポイント

チューナーレステレビの選び方には、いくつかポイントがあるので参考にして下さい。
- 画面の大きさ(サイズ)
- 画面解像度
- 端子(HDMIなど)の数
- 動画配信サービスの確認
画面の大きさ(サイズ)
チューナーレステレビは24〜50型までのサイズが多く販売されていて、中には65、75型のような大きなサイズのものまで。
画面の大きさについては、「適切な視聴距離」がテレビにはあり、画面サイズごとに、どのくらいの距離で視聴すれば適切なのかの目安となっています。
フルHD(2K)テレビの最適な視聴距離の目安は、「 画面の高さの約3倍 」
シャープ 公式ホームページを引用
8K/4Kテレビは、「 画面の高さの約1.5倍 」とされています。
サイズ | 4K | フルHD |
---|---|---|
24 | ー | 0.9m |
32 | 0.6m | 1.2m |
40 | 0.8m | 1.5m |
50 | 0.9m | 1.8m |
65 | 1.2m | 2.4m |
※24型で4Kモデルはほとんどありません(筆者は確認出来ませんでした)
上記のような距離間が一番ですが、部屋の大きさや何人で見るのかで選ぶ基準がそれぞれ変わってくるので上記は基準として参考にして下さい。
個人的には、一人暮らしで広い部屋でもない限りは24~32型で、そこそこ広い部屋で数人で見る場合は40~50型がおすすめです。
広い部屋でも、家具などの配置の問題で画面が近くなってしまう場合もあります。画面が大きすぎると見ていて疲れる場合があるので、今置いてあるものがあれば比較して考えましょう。
画面解像度
画面の解像度はより鮮やかな映像を見るための判断基準になります。解像度が高いほど画面が大きくなった時の細部がキレイに映し出されるかの影響が大きいので、購入前にはチェックしておきましょう。
画面解像度一覧
解像度 | 画素数 |
---|---|
HD | 1,280×720 (約100万画素) |
フルHD | 1,920×1,080 (約200万画素) |
4K | 3,840×2,160 (約800万画素) |
40型サイズ以上の購入を考えているのであれば、4K画質にしておいた方が粗さを感じることなく視聴出来ます。
配信される動画の画質もどんどん上がってきているので、ストレスなく視聴するには4K画質が無難です。
端子(HDMIなど)の数と種類
チューナーレステレビには、レコーダー・ゲーム機・スマホ・デジカメなど多数の機器とつなげて視聴出来て、テレワーク時にはモニターとしても使えます。
自分にとって必要な数の端子があるか、確認しておきましょう。特に気になるのは、HDMIとUSB端子の数。使いたい端子の数と合わないようであれば、切換器というものが販売されているので付替えの手間を考えると購入を検討してみるのが良いです。
他には別付けでスピーカーなどのオーディオをつなぎたい場合は、光デジタル端子があるのかもチェックしておきましょう。

端子の数は、上位モデルは多く下位モデルは少なくなっているので、下位モデルの場合は端子の数は一度確認しておくのが良いです。
下記のエレコム製が、自動切換が出来てコスパも良くおすすめです。
下記のバッファロー製では、手動切換えをしたい人におすすめです。
HDMI用に切替器と分配器というものが販売されているので、買い間違えないように注意しましょう。
- 切換器=ゲーム機やレコーダーなどを1台のモニターで切り替えて映す
- 分配器=ゲーム機やレコーダーなどの映像を複数のモニターへ同時に映す
動画配信サービスの確認
チューナーレステレビでは基本的に、動画配信サービス(Amazonプライム・ネットフリックなど)や動画投稿サイト(YouTubeなど)を視聴していくことになります。
見たい動画配信サービスが、購入するチューナーレステレビに対応しているか確認しておきましょう。
ちなみに、ほとんどのチューナーレステレビはグーグルが開発した「android TV(Google TV)」を搭載しています。(2023年7月時点)
地上波デジタル放送・動画配信サービスの両方を視聴出来るスマートテレビには、他にも色々なOSが搭載されています。
スマートテレビを購入する場合は、チェックしておきましょう。
- グーグル 「Android TV OS (Google TV)」
- アマゾン 「Fire OS」
- アップル 「tvOS」
- 東芝 「REGZA OS」
- LG 「webOS」
- パナソニック 「VIERA OS」
- ハイセンス 「VIDAA」
ちなみに後付けデバイスの「Amazon Fire TV Stick」などをHDMIに接続すれば、スマートテレビではないものでも、Amazonプライムビデオの視聴も出来ます。
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チューナーレステレビ メーカー5社からおすすめ紹介
ここからは、メーカー別におすすめのチューナーレステレビを紹介していきます。
【オリオン】のチューナーレステレビ

オリオンでは、24V型~75V型までの6サイズがラインナップされています。
チューナーレステレビの中では、最大サイズの75V型という大きさのまで販売しているメーカーです。画質はフルHDのものから4K対応しているものまであります。
75V型は画面が大きいせいか、少しもっさりした印象を受けた方もいますが、チューナーレステレビの中で最大サイズなのはやはり魅力的です。
専用のリモコンは無駄なボタンがなくシンプルな設計なので、使い勝手も良いです。もちろん音声入力も可能です。
現在のラインナップ
大きさ | 画質 | HDMI端子 |
---|---|---|
24V型 | HD | 2 |
32V型 | フルHD | 3 |
40V型 | フルHD | 3 |
50V型 | 4K | 4 |
65V型 | 4K | 4 |
75V型 | 4K | 4 |
各サイズで、ビデオ入力端子・光デジタル音声入力・ヘッドホン出力・USB2.0端子1~2系統・LAN端子とそれぞれついています。もちろん無線LANにも対応。
OSは全て android TV となっています。
価格的にも大きさ的にも、40V型あたりが1人暮らしとかであればオススメ。フルHDの画質なので、部屋に置けそうであれば、50V型4Kもありです。
下記リンク先で大きさも選べます。一度チェックしてみて下さい。
そして、一度はチェックして欲しいのが75V型のチューナーレステレビ。
現在販売されているもので最大サイズです。大きなリビングで家族で見るならこのサイズくらいあってもいいかと思いますが、価格もそれなりしますのでリンク先から確認してみて下さい。
【ドンキホーテ】のチューナーレステレビ

チューナーレステレビの販売で話題になった、ドンキホーテ「情熱価格」オリジナルブランドのチューナーレステレビ。
馴染みのあるドンキホーテから販売されましたが、ドンキは電気メーカーではないと心配になる方もいると思いますが、テレビ製造メーカーと共同で作っているので安心してください。
ドンキホーテ「情熱価格」の、チューナーレステレビのラインナップがこちら。
現在のラインナップ
画面サイズ | 画質 | HDMI |
---|---|---|
24V型 | フルHD | 3 |
32V型 | フルHD | 3 |
43V型 | 4K | 3 |
50V型 | 4K | 3 |
各サイズで、ビデオ入力端子・光デジタル音声入力・ヘッドホン出力・USB端子:2系統・LAN端子とそれぞれついています。もちろん無線LANにも対応。
OSは全て android TV となっています。Googleアシスタントにも対応していて、リモコンで音声入力が出来るようになっています。

※実際に購入したチューナーレステレビ
価格と画質を考えると、43V型がおすすめです。
家族で視聴するのであれば、50V型もおすすめです。
あと、残念ながらドンキではネット通販での購入はやっていないので、店舗へ行き購入する必要があります。
※公式サイトでの通販をしているかのQ&Aページはこちら
ドンキのチューナーレステレビ公式はこちら
わたし自身は、ドンキのチューナーレステレビを購入しています。
下記リンクで購入レビューを行っているので、参考にどうぞ。

2023年8月より、少しバージョンアップしたものが新たに販売されます。
事前予約を待って購入しに行きましょう。予約時期は近くの店舗で問い合わせましょう。

【ゲオ】のチューナーレステレビ

CDやDVDのレンタルと、ゲームソフトなどの買取販売として有名なゲオでも、オリジナルブランドのチューナーレステレビが販売されています。
販売されているチューナーレステレビは2機種となっています。
現在のラインナップ
画面サイズ | 画質 | HDMI |
---|---|---|
43V型 | 4K | 3 |
50V型 | 4K | 3 |
各サイズで、ビデオ入力端子・光デジタル音声入力・ヘッドホン出力・USB端子:2系統・LAN端子とそれぞれついています。もちろん無線LANにも対応。
OSは2機種とも android TV となっています。Googleアシスタントにも対応していて、リモコンで音声入力が出来るようになっています。
調べてみたところ、50V型だとゲオのチューナーレステレビが最安値となっています。気になった点はWi-Fiが他のメーカーと違って2.4GHzの対応しかしていないところでしょうか。
ゲオのチューナーレステレビは店舗か、ネット通販どちらでも販売しています。店舗では取り扱いのある店とない店があるので確認しましょう。
どちらもゲオの公式サイトで確認出来ます。
ゲオで購入する場合はチューナーレステレビ最安値の、50V型がおすすめ。
ゲオのチューナーレステレビには音質が良くないという話しが多いので、後付けスピーカーを取り付けるのがおすすめです。
めちゃくちゃ売れてるソニーのサウンドバーが、音質コスパともにおすすめです。

【ニトリ】のチューナーレステレビ

家具やインテリア用品を販売していて「お値段以上」のキャッチフレーズで有名なニトリでもチューナーレステレビが販売されています。
販売されているチューナーレステレビは1機種となっています。
現在のラインナップ
画面サイズ | 画質 | HDMI |
---|---|---|
43V型 | 4K | 3 |
ビデオ入力端子・光デジタル音声入力・ヘッドホン出力・USB端子:2系統・LAN端子とそれぞれついています。もちろん無線LANにも対応。
OSは2機種とも android TV となっています。Googleアシスタントにも対応していて、リモコンで音声入力が出来るようになっています。
メーカー保証は1年ついています。ニトリではネット通販での販売もしています。その際に配送料が別途1,100円必要になるのでご注意ください。
ニトリのチューナーレステレビは店舗か、ネット通販どちらでも販売しています。
どちらもニトリの公式サイトで確認出来ます。
ニトリ公式のチューナーレステレビのサイトはこちら
【エディオン / TLC 共同】のチューナーレステレビ

家電量販店のエディオンはTCLと共同開発したオリジナルのチューナーレステレビを販売しています。
販売されているチューナーレステレビは5機種となっています。
現在のラインナップ
画面サイズ | 画質 | HDMI |
---|---|---|
32V型 | HD | 2 |
43V型 | 4K | 3 |
50V型 | 4K | 3 |
55V型 | 4K | 4 |
65V型 | 4K | 4 |
ビデオ入力端子・光デジタル音声入力・ヘッドホン出力・USB端子:2系統・LAN端子とそれぞれついています。もちろん無線LANにも対応。
OSは2機種とも android TV となっています。Googleアシスタントにも対応していて、リモコンで音声入力が出来るようになっています。
世界市場では第3位にまでシェア数を広げてきているTCLと組んだので、ある程度の品質は担保されているエディオン製のチューナーレステレビ。(第1位はサムスン、2位はLG)
こちらもやはり価格と品質を考慮すると、43V型がおすすめです。大きなものでは65V型も販売されているので、チェックしておきましょう。

おわりに
いかがだったでしょうか。
チューナーレステレビは地上波を見ない人にとっては、コスパもよくNHK受信料も発生しないので、気になっている人も多いんじゃないでしょうか。
NHK受信料で支払っている分を、動画配信サービスにまわすのも良いですね。
生活スタイルによっては、まだ地上波の映るテレビを処分したくないと考えている人も多いと思います。
わたし個人としては、まだ地上波用のテレビは処分せずにお試しでチューナーレステレビを購入してもいいかなと思います。
数ヶ月使ってみて、それでも必要ないと考えればテレビを処分し、NHKの契約を解約という流れが安全です。実際にわたしはそうしました。
テレビ本体の価格も地上波チューナー付きのものと比べても、同じスペックであればそのチューナーの分だけ安く購入出来ます。
なくなってみれば、思っているより気にならなくなすし。見たいものがないのにテレビをザッピングする時間ってもったいないですしね。
チューナーレステレビにかえることで、無駄な時間とそれに関わるお金が節約出来ます。
今は情報が飛び交う時代なので、時間を大事に使っていきましょう。
皆様が自分の納得する、良い生活が送れますように。
1番おすすめのチューナーレステレビ
1番のおすすめはTCLから販売されているチューナーレステレビで、アマゾン限定のものはコスパと品質とも十分満足できるレベルになっています。
TCLは「Google TV プラットフォーム採用テレビ」としては世界シェア1位となるほど、全世界で販売増加しています。
「TCL」ってどんなメーカー?
- TCLとは中国の家電メーカーです。1981年に設立しているメーカーで、中国では老舗のブランドになっています。
- 日本のパナソニックや、米国のインテルなどと積極的に事業提携していき、高度な技術を取り入れて大手メーカーにおどりでました。
- 2022年3月の日本国内の薄型テレビシェアでは、1位/TVS REGZA、2位/シャープ、3位/ハイセンスと、4位/ソニー、5位/パナソニック、6位/TCLとなっています。







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